- Date: Mon 01 04, 2013
- Category: MBA
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MBAで触れる”世界”
MBAの一つの醍醐味として、その多様な世界に触れる機会を得られる、というのがある。僕らMBSであれば、USのビジネススクールと異なり、30カ国に及ぶ非ネイティブの学生の割合が90%という環境で、グループワークやプロジェクトができるし、プライベートでは、その立地を活かして、休みにはUS、ヨーロッパからアジアやアフリカまで行くことができ、さまざまな国の文化に触れることができる。そして、僕らの卒業プロジェクトであるIBプロジェクト。ここでも、20を超えるチームが、世界各国にために飛び立っていき、リサーチをする。僕らのチームは、アジアでも中国、香港、韓国、マレーシア、タイをカバーして、実際にその各支社で聞き取り調査をする、というもの。
その中で、僕は上海、北京という中国の2都市、そして、韓国のソウルに5週間滞在した。僕が一番驚いたのは、この二つの国の日本に対するフレンドリーさである。昨年は、竹島、独島をめぐって、どちらの国とも政治において緊張感があり、中国では、日本の企業、特に小売業が襲われ、大打撃を受けた。その期間、現地の日本人は、外出する危険性を肌で感じたと思うし、正直なところ、事態が沈静化しているとは言え、僕もこの2カ国へ行くのは幾分かの緊張感があった。しかし、である。前述したとおり、二つの国は、民間レベルでは自分が予想していた以上にフレンドリーだった。滞在先のクライアントオフィスでは、自分が日本人だと分かると、勉強している日本語で優しく接してくれたり、積極的に日本のことを聞かれ、彼らが海を越えて隣国である日本に興味・関心があることを肌で感じることができた。それだけではない。韓国の交通機関では、駅や電車の中でも日本語の表記だけでなく、アナウンスまで日本語。そして、ホテルに行けば、同じく日本語の案内はもちろん、日本語が話せるスタッフは多く、英語を話すよりも日本語で話したほうがコミュニケーションがスムーズだったりする。
僕は今まで一度も中国、韓国に来たことがなかったんだけど、こうしたことを通して、改めて政治的には色々とあるんだけど、民間レベルは長い時間をかけて、フレンドリーな関係が築いてきているのだと感じた。一方で、大変残念だったのが、現在、日本でも駅など交通機関で、韓国の旅行者向けにハングルの表記が増えていることに対して、疑念、疑問を持っている日本人が多く、それをネット上で書いているのが散見された。僕の個人的な考えでは、おもてなしの考えから考えれば、一方の国がそこまで高いホスピタリティーを僕ら日本人のために実践しているならば、ほぼ同等レベルのお返しをするのはいたって普通のことだと思うし、それだけでなく、例えば、日本で中国や韓国の人が困っていたら、自分も同じように助けたいと思うだろう。これらを批判する彼らが実際にこの二つの国に訪問して、各国の人の優しさに触れても、同じように批判できるとは思えない。
IBプロジェクトだけでなく、MBAプログラムの経験そのものが、国際的な環境に自分の身をおいて、ネットなどの表面的な情報に左右されずに、活きた経験をできるという意味で、非常に有意義なものだと改めて感じる貴重な経験だと思う。
その中で、僕は上海、北京という中国の2都市、そして、韓国のソウルに5週間滞在した。僕が一番驚いたのは、この二つの国の日本に対するフレンドリーさである。昨年は、竹島、独島をめぐって、どちらの国とも政治において緊張感があり、中国では、日本の企業、特に小売業が襲われ、大打撃を受けた。その期間、現地の日本人は、外出する危険性を肌で感じたと思うし、正直なところ、事態が沈静化しているとは言え、僕もこの2カ国へ行くのは幾分かの緊張感があった。しかし、である。前述したとおり、二つの国は、民間レベルでは自分が予想していた以上にフレンドリーだった。滞在先のクライアントオフィスでは、自分が日本人だと分かると、勉強している日本語で優しく接してくれたり、積極的に日本のことを聞かれ、彼らが海を越えて隣国である日本に興味・関心があることを肌で感じることができた。それだけではない。韓国の交通機関では、駅や電車の中でも日本語の表記だけでなく、アナウンスまで日本語。そして、ホテルに行けば、同じく日本語の案内はもちろん、日本語が話せるスタッフは多く、英語を話すよりも日本語で話したほうがコミュニケーションがスムーズだったりする。
僕は今まで一度も中国、韓国に来たことがなかったんだけど、こうしたことを通して、改めて政治的には色々とあるんだけど、民間レベルは長い時間をかけて、フレンドリーな関係が築いてきているのだと感じた。一方で、大変残念だったのが、現在、日本でも駅など交通機関で、韓国の旅行者向けにハングルの表記が増えていることに対して、疑念、疑問を持っている日本人が多く、それをネット上で書いているのが散見された。僕の個人的な考えでは、おもてなしの考えから考えれば、一方の国がそこまで高いホスピタリティーを僕ら日本人のために実践しているならば、ほぼ同等レベルのお返しをするのはいたって普通のことだと思うし、それだけでなく、例えば、日本で中国や韓国の人が困っていたら、自分も同じように助けたいと思うだろう。これらを批判する彼らが実際にこの二つの国に訪問して、各国の人の優しさに触れても、同じように批判できるとは思えない。
IBプロジェクトだけでなく、MBAプログラムの経験そのものが、国際的な環境に自分の身をおいて、ネットなどの表面的な情報に左右されずに、活きた経験をできるという意味で、非常に有意義なものだと改めて感じる貴重な経験だと思う。
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