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マンチェスターMBA 留学記

サッカー好きがマンチェスタービジネススクールでの奮闘の日々を記録します

 
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自分が成長できる場所

いつも、自分は無邪気にMBSを肯定的に書いていますが、僕にとっては少なくとも自分の成長を実感できる場であるからだと思う。人それぞれ、学ぶことができる、つまり自分がストレッチしたなと実感できる環境はそれぞれだと思いますが、僕にとっては、それは「強いストレスを感じれるところ」だと思っている。

自分の歴史を振り返ると、ストレスを感じるときこそ、成長ができている。例えば、高校の時、将来プロのサッカー選手になりたかった僕はサッカーのスポーツ推薦で県内で一番練習が厳しい高校に入った。一年の休みは両手で数えられるほどで、あまりの毎日の練習が怖くて、5時間目くらいにはいつも緊張していた。毎日やめたいと思っていたけど、それでも諦めずに続けて、最終的には社会人になっても高いレベルでできるくらいになった。社会人になっても、めちゃくちゃな要求するクライアントを長い間担当して、寝れなかったり、なぜか汗で手がびっしょりになってたり、と「つらいなー」と思う毎日だったんだけど、そのときにずいぶん人間的、社会人としてのタフさと自信がついたと思う。

さて。今はラスト3ヶ月のInternational Business Project(通称IBプロジェクト)の最中で、はじめの2週間が終わったところ。僕のクライアントは、グローバルな小売企業のファイナンシャル関連のコンサルティングプロジェクトなのですが、この2週間でも自分の不甲斐なさをまざまざと感じさせてくれる。今は、プロジェクトの範囲やリサーチの方法論を確定させて、海外でのリサーチに向かう準備をする、というところなのですが、毎日毎日、朝9時から夜12時くらいまで作業をして、その間、やはりほぼ毎日のようにクライアントとのスカイプや電話、オフィスでのミーティングが入る。そこで、僕の個人的な問題は、ディスカッションに満足に参加できない。「何をいまさら!?」「MBA一年目のはじめのタームに言うようなことを言うな!」とお叱りを受けそうな内容なんだけど、事実として、この問題に直面している。

「いまさら」なのには、理由がある。なぜか?個人的な見解だけど、この時期になると、ノンネイティブに大きな差がでてくると思う。昨年の夏前にも同じようなUKの企業へのコンサルティングプロジェクトがあったんだけど、そのときは、まだどのグループもネイディブスピーカーか、それに相当するくらい英語運用力が高いメンバーがチームを引っ張っていく。だから、どこか自分がそのように誰かにチームのリードーシップを任せても、「ネイティブがその部分を担えばいいのだから、しょうがない。自分は違う面に注力すればいいんだ」と納得させてきた。しかし、しかしである、この時期になると、ノンネイティブでも何でも関係なく、ぐいぐいチームをリードしてくるメンバーがでてくる。だから、特に自分の残念さが顕在化してくる。だって、英語の運用力による差ではないということが証明されてしまうからである。

ただ、こんなところでへこんでいても前向きではないわけで、完璧にならなくても、MBAの終わりであるプロジェクトの残りの9週間で、どこまで自分でこの問題に向き合って、アクションを取っていけるか。やれることはどんなことでもやっていきたい。
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Football_M

Author:Football_M
日本ではマーケティングリサーチ会社に7年勤め、現在、UKのManchester Business SchoolにてMBA留学中。

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