fc2ブログ

マンチェスターMBA 留学記

サッカー好きがマンチェスタービジネススクールでの奮闘の日々を記録します

 
1
3
4
5
6
7
8
10
11
12
13
14
15
16
17
19
20
21
22
23
24
25
27
28
29
30
01


2012年 Financial times MBAランキングが発表されました

昨日、Financial TimesのMBAスクールランキングが発表され、Manchester Business Schoolは世界で31位となりました。

ランキングはこちら↓

http://rankings.ft.com/businessschoolrankings/global-mba-rankings-2012

この手のランキングは、様々なビジネス誌、教育誌から出ていますが、アメリカのMBAしか対象にしていないものなどもあり、世界のスクールを統一基準で比較したものとしては、このFTやBusinessweekが挙げられるだろう。

また、ランキングも各誌様々な基準がある。国際性だったり、男女比だったり、卒業生の評価だったり。このFTは、卒業後のサラリー額やMBA前後のサラリーの伸びという「卒業後の就職状況」による評価の影響が強いランキング。

MBSは、昨年29位から2位順位を下げてしまったが、ランキングに大きな変動があるスクールも多い中で、検討をしていると言っていいのではないかと思う。付近のスクールでは、USでは、27位ミシガン、32位UCLA、35位、カーネギーメロン、ヨーロッパでは、30位RSM、33位Esade、といったところでしょうか。確か、ここ数年、LBSが1位を取っていたと思うけど、今年はUS3校に抜かれ、4位に。また、目を引くのがインド、中国などのビジネススクールがほぼ固定化されている上位陣に食い込んできているということ。

上記の通り、様々な基準で計られているので、あくまでも企業を測る一つの指標ながら、学校も生徒もある程度、この話題で盛り上がる。実際、学校はビジネススクールの代表が昼の時間を使って、プレゼンテーションとQ&Aセッションをやった。

僕はというと、受験の時はやっぱり意識していたけど、今はそんなだなーという印象。実際に入学してみると、そんなことを話す機会はない。就職に関して言うと、まだ就活といってもインターンだけだけど、企業側が正確なランキングで評価しているわけではなく、知名度があるかどうかくらいで、MBSはヨーロッパだけでなく、日本でも一定のプレゼンスがあるので、困ることはない。むしろ、MBA前にどんな仕事をどんな意識でやっていたかの方がもっと大切。

一方で、こういったランキングは駅伝みたいなものだとも思う。あまり意識しないとは言ったけど、さすがに、50位とか70位とかになったら嫌だなーとも思うし、その点は卒業生に感謝しつつ、自分も18ヶ月ここで勉強するんだから、後輩たちにこのたすきを一つでも順位を上げられてつなげたらいいなと思っている。

スポンサーサイト



非英語圏でMBAを取る苦労を想像してみた

非英語圏でMBAを取る、というのはけっこうな負荷がかかると思う。

あまり自分で経験していないことを知ったかぶるのは嫌いだけど、最近、直接そのような状況のMBAの方から話を聞く。ヨーロッパで非英語圏となると、フランス、スペイン、イタリア、スイスということになるでしょうか。それぞれ欧州有名MBAがあります。

最近、就職活動などを通して、他校のMBAの方とも付き合うことがあるのですが、口をそろえて言うのが「学校から一歩出ると英語が全く通じない」ということ。

海外は、どの国に行ったとしても、日本のようなサービスを提供してくれません(きっぱりw)。トラブルは起こるものと考えたほうがいいと思います。郵便物は届かない。お湯がでない。雨漏りする。エアコンが効かない。窃盗や置き引きのような犯罪だって、日本と比較したら断然多い。そんな時、母国語どころか頼みの綱である英語が使えない、というのはきついだろうなと思う。

さらに、スペインのEsadeは、確か卒業するまでにテストを受けて、スペイン語を一定のレベルにしていないといけない、というルールがあったと思いますが、忙しいMBAに加え、別の言語も習得しなくてはいけないとなったら結構な負荷だと思う。

学校選びには、ランキングだったり、プログラムの内容や生徒の多様性も大事だけど、学校以外の生活を想像して、いかに快適に、かつ、勉強に集中できる環境であるかを考えるのは大切だと思います。

サッカーが広げてくれた学生の輪

芸は人を助けるんだな~、と感じたお話。

僕は4歳の頃からサッカーをやっていて、中学の頃は本当にプロのサッカー選手になろうと思っていた。実際、今思えば驚きの話だけど、中学を卒業してからイタリアのセリエAのチームにサッカー留学をしようと本気で検討をしていたほど。強く留学を勧めていた兄とそれを反対する別の兄がずいぶん議論をした結果、留学は見送って、地域の高校にサッカー推薦という形で入学。地域では有名人だったので、鼻高々で入部したけど、そっこーで、井の中の蛙であることを痛感。県内だけでなく、県外からもくる同じサッカー推薦の奴等とサッカーをやり、3年生までAチームになれず、その頃にはさすがにプロサッカー選手という夢は遠くに。ということで、サッカー留学を止めてくれた兄には感謝(笑)ただ、プロサッカー選手の夢はあきらめたものの、昔から「続ける」ということに関しては人一倍強く、高校卒業後も地域のクラブチームでプレーして、社会人の埼玉県リーグから関東リーグの1部まで昇格。

前置きが長くなってしまったけど、このサッカーが今のマンチェスターでの学生生活を助けてくれることになる。

ヨーロッパのMBAには、主要MBAスクールが集まってスポーツを競い合う「MBAT(エムバットと読みます)」があります。そこでは、サッカー、ビーチバレー、綱引き、クリケット、バドミントン、バスケ、水泳、そして、サルサなど、様々な競技で各校が競い合います。その為に、入学するとすぐにいくつかのクラブが立ち上がり、僕はもちろんサッカーに。あ、そうそう、ちなみに、こちらではサッカーとは言わず、「フットボール」といわないと、UK、あるいは南米の学生に馬鹿にされ、「フットボールだ」と直されます。

とにかく、上記の通り、人生の大部分をサッカーに捧げたもので、自分で言うのも変ですが、MBA学生の中ではかなり目立つことができます。授業中はあんまり発言しないし、グループワークでもなかなかリーダーシップを発揮できないのに、サッカーになると、指示出したり、周りを鼓舞したり、時には怒鳴ったり(笑)

サッカーするまでは静かな日本人だったものの、それ以降は「サッカーのできる日本人」という印象を持たれ、学生との交流の幅が広がった。18歳で夢はあきらめてしまったけど、今またサッカーを続けていてよかったと本当に感謝しているところです。

MBAアプリカントさんからのお問い合わせとその回答(2)

前回に続き、MBSにご興味を持って頂いている方より、お問い合わせを頂きましたので、許可を頂き、そのやり取りを掲載させて頂きます。

1、ボストンキャリアフォーラムへ参加されたと拝見しましたが、皆さんインターンの獲得をどのようにされているのでしょうか?メーカー営業から金融への転職を希望しており、夏の機会にインターンにチャレンジしたいと思っています。

インターンへの応募方法は大きく分けて二つあり、

①ボストンキャリアフォーラムでアプライ

②個別にアプライ

となります。

大まかな話をしますと、

①の場合、コンサル以外のすべての業界が対象となり、金融系もここに入ると思われます。「思われます」というのは、私はアプライしていないのでしっかりと確認していないからです。

②は、主にコンサル系です。

私は①に注力しましたが、①②両方のアプローチで、事業会社とコンサルの両方からインターンのオファーをもらっている方もいます。金融系のインターンにアプライしている方がいないので、なんともいえませんが、金融系を目指されるのであれば基本的には①のアプローチになるのではないでしょうか。実際、他校の学生から話を聞いたのですが、ボスキャリでメーカーバックグラウンドの方が金融系のインターンを獲得していました。

ご存知かとは思いますが、卒業後に業界の変更を検討されている場合は、インターン経験は非常に重要だと思います。

②非常に厳しいスケジュールと拝見しましたが、実際のところクラブ活動は皆さんどの程度されているのでしょうか?1年半のプログラムですと、2年生と一緒に活動する機会もあるのでしょうか?

MBSには、ファイナンス、マーケティング、コンサル、エナジーなど、様々なクラブ活動がありますが、一番忙しい秋のタームは、エントリーと代表の選出くらいで、ほとんど活動はしません。冬タームからが本格的な活動となるのではないでしょうか。冬タームになると、ウィークデーも空きがでてくるので、クラブ活動の時間が確保できると思います。

また、基本的には2年生と一緒に活動することはありません。

③選考過程において、面接はどのような雰囲気でしたでしょうか?

私見ですが、MBSのインタビューは、就業経験にフォーカスしているような気がします。もちろん、Why MBA? Why this school? も聞かれますが、主にこれまでの就業経験や一番苦労したプロジェクトとそこから学んだこと、リーダーシップを発揮した経験、どのように部下やグループメンバーを管理するか?というようなことを突っ込まれると思います。自分の提出したCVなどのアプリケーションと矛盾なく、自分の言葉で語れるように準備されるといいのではないでしょうか。

MBA、2011年にできたことと2012年やりたいこと

年の始まり。昨年の振り返りと今年の目標を立てたいと思います。

実は、今まではこの手の一年の計画とか振り返りをすることは全くと言っていいほどなかったのですが、昨年はMBA入学を契機に、色々なこ

とが起こったし、この2012年も多くのことが予定されているし、何よりも今の貴重な時間を無駄にしてくないので、記録を残して振り返れるようにしたいと思う。

同じMBAの日本人同級生がやっていた方法と同じ形でやってみます。

<できていること>
●ブログを立ち上げ、更新すること
日本で会ったMBAアプリカントの方からの勧めでブログをスタートした。元々、文章を書いて伝える、という作業が好きだったので、苦もなくスタートできたし、最初は順調に更新していたものの、プロジェクトやテスト期間中の忙しい時期になると更新が減ってしまったのが反省。時間があるときに一気に更新するというスタイルだけど、ブログを見てくれる人が徐々に増えてきているので、理想的にはコンスタントに週2回くらい更新したい

●MBA同級生との交流
僕の場合は、サッカークラブへの参加をきっかけに、交友関係が一気に拡がったと思う。私の代は日本人が9人いて、コミュニケーションの面でも一緒にいると心地よいのだけど、MBSを選んだのも学生のバックグラウンドの多様性に魅力を感じたからなので、多くの学生と交流ができるように、積極的に企画されるパーティーなど参加。こんなに忙しいのに、誕生日に、テストやプロジェクトの打ち上げなど、事あるごとにパーティーが企画されるけど、参加できるものについては、妻も巻き込んで、すべて参加。積極的に参加していることで、更に友達の輪が広がり、どんどん呼んでもらえるようになったし、年末には自分で大晦日のパーティーを企画できたのがよかった。

<やろうと思ってできていないこと>
●授業中やプロジェクトでの発言
これは全くできていない。一つの問題点しては、リスニングが不十分なところがあり、聞くので精一杯になり、そこから自分の意見や質問をすることができなかった。それと、プロジェクトでは聞き手になって、話をまとめたり、適切なアドバイスをすることができるようになってきているが、議論に加わる、ということができなかった。

●予習、復習
秋タームでは、この「当たり前のこと」ができなかった。その結果、テストですべての勉強しなおすという結果になり、大きな負荷となってしまったので、冬タームでは予習と復習をする習慣をつけたい


<これからやろうと思っていること>
●効率的な学習
テスト勉強を同級生とやっていることで、同級生がどのように勉強しているかを見ることができたのですが、それによって、自分の勉強方法が非効率であることに気づいた。ノートの取り方、情報の集め方など、この秋で発見した(盗んだ?)効率的な勉強方法を次のタームから実践していきたい

●「マシンラーニング(機械学習)」の勉強
マシンラーニングというものがあります。これは、様々なデータを統計解析ソフトなどを利用し分析することで、そのデータ群の傾向を発見すること。ビジネスの世界では、ビールの売り上げに貢献している要因を見つけ出したり、過去の出荷量から将来の出荷予測を立てたりします。前職では、自分のバックグラウンドであるITとマーケティングを組み合わせて、上記のような仕事もしてきたので、これからの自分の武器にできるように、これまでの知識にプラスして、この分野を深く勉強していきたいと思っている。、


●他のスクールのMBA学生との交流
今年の春の主要な欧州MBAスクールが集まって開催されるスポーツイベントMBATや夏のインターンの機会に、学外のMBA学生と交流する機会が増えるので、この機会に他のスクールのMBA生とも交流していきたいと思っています。

以上

さて、どんだけできるでしょうか?


プロフィール

Football_M

Author:Football_M
日本ではマーケティングリサーチ会社に7年勤め、現在、UKのManchester Business SchoolにてMBA留学中。

最新トラックバック
 
検索フォーム
 
 
 
 
 
 
QRコード
QR